小田急線沿線
豪徳寺の駅前に、比較的最近できた立ち飲み屋。店頭には「風林火山」と大書した幟があるが、店名は「風林」とのこと。 店主の木村博美さんは、名刺によると「栄養士でありオヤジキラー」とのこと。ご出身は山梨で、山梨の酒を置いている。それも、最近評判で…
今日は、読売オンライン「酒都を歩く」の取材で、下北沢へ。まずは「楽味」でひととおり話をしたあと、この店へ。ふだんは若者たちで一杯なのだが、今日はなぜか空いている。 あいかわらず、メニューが充実していて、安い。ビール中瓶が四五〇円から四八〇円…
今年も、砧公園で花見酒をした。朝の気温はわずか四度で、午後になっても十二度までしか上がらない。しかも曇りで、冷たい風が吹く。花見酒を始めた時は、あまりの寒さに二、三杯で帰ろうかと思ったが、飲むうちに気分がよくなり、けっこう長居をしてしまっ…
「久仁」を出て、茶沢通りから下北沢に向かう。代沢と代田という二つの高台の高級住宅地に挟まれた谷道。下北沢の少し手前の三叉路で、若者の集まる南口の商店街が分岐するのだが、ちょうどそのあたりで、この酒屋さんを見つけた。日本酒の品揃えが豊富かつ…
二軒目は、この店。豪徳寺駅の近くにあるカフェバーだが、昔からアイレイモルトに力を入れていて、種類は多くないが珍しいものを置いている。何年か前、ポート・エレンを置いていて驚いたことがある。今日いただいたのは、カオリラの1980年、セレブレーショ…
家の近くに、こんな店があるとは知らなかった。岩手県のホームページからたどり着いて見つけたのが、この「千真野」。岩手県千厩町出身のご主人が、五年前に開いたという店である。 メニューには、南部地鶏、門崎牛、佐助豚、岩手鴨など、岩手の食材が並ぶ。…
岩手・宮城・福島関係の居酒屋を探していて見つけたのが、この店。元は一軒家だったのだろうけれど、現在はビルの二階。大きなガラス張りで、ファミリーレストランのような外観だ。店内も、ほぼ食堂の雰囲気で、夕食を食べている人が多い。テーブルかカウン…
砧公園は、世田谷区では駒沢公園と並ぶ主要な公園である。いちばん近い駅は東急線の用賀で、ここからだと歩いて一〇分少々。小田急線だと千歳船橋と祖師ヶ谷大蔵がほぼ同じくらいの距離で、歩くと二五分くらいかかる。もとは都営のゴルフ場だったとのことで…
話は前々回に戻るが、「楽味」の次の二軒目は、北口市場へ行くことにする。もう立ち退いた店もあり、閉店したらしい店もあるが、駅寄りの一角には、まだバラック飲み屋が残っている。そのなかの一軒に入ることにした。 酒は焼酎、日本酒、ビール、酎ハイの四…
「週刊現代」のグラビア特集が無事掲載され、今日は下北沢で編集者と打ち上げ。一軒目は、ここにした。下北沢は相変わらず若者でごった返しているが、通りから地下に降りたところにあるこの店は、完全におとなの店。地元の熟年夫婦や女性の二人連れなどが、…
今日は、「経堂系ドットコム」を運営するコメディライター、須田泰成さんが経営するカフェ、「スローコメディファクトリー」へ。トークショーへの出演を頼まれたからである。下北沢北口を出て、線路沿いを進むが、だんだん寂しい雰囲気になってきて、道を間…
今日は仕事の帰りに、先日お会いした東京テレビの星野さんに教えられた、下北沢のやきとり屋へ。南口から坂をずっと下り、餃子の王将を過ぎた次の角で右に曲がったところにある。下北沢の飲食店街の、いちばん外れあたりになる。 表から見ると、何の変哲もな…
今日は、義妹が仕事で金沢から上京。肉が食べられない人なので、魚の店がいいだろうということで、ここに連れてくることに。経堂には「魚真」という有名な魚屋があり、昼の開店時には飲食店関係者が仕入れのため何十人も押し寄せてくる。同じ魚を出す店を都…
というわけで、口直しに行ったのが、この店。シロ、アブラ、カシラ、スジなど、やはりうまい。しかも、味に安定感がある。この店のホッピーは、ホッピーのボトル、焼酎、ジョッキがいずれも冷えていて、ジョッキに四分の一ほどだけ氷を入れてくる準・三冷ス…
大手居酒屋チェーン「マルシェグループ」の主力業態だが、つい数日前、豪徳寺の駅近くに開店した。開店から四日間はドリンク半額だというので、行ってみる。六時少し前だったが、五席しかないカウンター席はすでに中高年男性客で埋まっている。そこで、四人…
北新地に本店のある関西資本の焼鳥チェーンが、なぜか千歳船橋に上陸。このチェーンは、焼鳥を出す居酒屋と、焼鳥中心の総菜屋を同時展開しているようだが、この店はその二つを組み合わせたもの。小田急線の北側ガード下にあり、厨房の一面が駅前広場に接し…
給湯関係と浴室の工事をしているので、一週間ばかり風呂に入れない。そこで、毎日銭湯に通っている。今日は、千歳船橋の銭湯へ行き、帰りに寄ったのが、この店。以前も取り上げたが、代々木、方南町、西荻窪、中野新橋、そして千歳船橋と五軒だけの小規模チ…
祖師ヶ谷大蔵駅を南側に出て、すぐ左に入った通りにも飲食店が何軒かある。有名なのは中華の名店「広味坊 」だが、その斜め向かいに「戎参」があるのを見てびっくり。聞いてみると、二月に開店したばかりとのこと。三軒茶屋周辺限定かと思ったら、広く展開し…
小田急線の祖師谷大蔵駅は、新宿から行くと経堂の二つ先で、成城学園前のひとつ手前。近くの町名は、北側が祖師谷、南側が砧、少し離れて大蔵。高級住宅地から木賃アパート、公営住宅までが共存する、モザイク的な地域である。商店街は活気があり、人通りが…
桜の花も、最盛期だ。今日は、成城の南側、仙川沿いの夜桜を見に行く。見事な枝が川の中心部に向かって伸び、なかなかの眺め。石神井川の桜と並んで、東京にあって渓谷の桜のような景観が楽しめる。 このあたりには東宝の撮影所があり、その近くの桜は見事に…
久々の、豪徳寺。自宅の隣の駅というのは、なかなか降りないものである。しかもこの店、近所の人たちでかなり早い時間に満員になることが多い。行きたいと思いつつ、どういうわけか今年、今回が初めてである。 もつ焼きのおいしい店は、レバ刺しも美味しいこ…
出来かけ原稿の束を持って、千歳船橋へ。とりあえずは「なぎ屋」でホッピー片手に原稿チェックをするが、ひと通り見終えたところで、あらかじめ目をつけておいたこの店へ。いままで気づかなかった横丁に、こんな居酒屋を見つけることができるのだから、この…
梅ヶ丘は、小田急線で下北沢の二駅先。名前の通り、駅から北側の丘に羽根木公園があって、ここは梅の名所である。飲食店では、最近は都内各所に進出している「寿司の美登利」総本店 が有名だが、いつも店先に行列ができていて、ゆっくり飲めそうにないので、…
関西資本のチェーン店だが、最近になって東京に出店を始めた。特徴は、すべてが二八〇円均一であること。メインのやきとりは、二本二八〇円。というと、あまり安くないように思えるが、たいがいのものは普通の二本分くらいのボリュームがある。とくに「貴族…
ある人から教えられて、仕事の帰りに寄ってみることにした。下北沢の南口を出て、坂道を五分ほど下ったところ、道の左側に一〇〇円ショップのダイソーがあるが、その反対側の小路を入ったところの右側。ビルの地下に、「大衆酒場 よっちゃん」がある。店内は…
この店の看板料理であるもつ鍋は、九八〇円。ところが二人前からだというので、これまで食べ損ねていた。割烹居酒屋じゃあるまいし、もつ料理の店で二人前からとはけしからん、といいたいところだ。しかし、グループ客が一人前を注文したりすると、店ももう…
成城といえば、都内有数の高級住宅地である。その起源は、大正時代。関東大震災の後、都心にあった私立大学・私立学校は郊外へ移転するようになった。牛込区にあった成城小学校の指導者・小原国芳は、当時は砧村喜多見と呼ばれていたこの地に目をつけ、村の…
千歳船橋は、それほど知られた街ではないし、行ったことがあるという人は少ないだろう。いずれも歩くと20分ほどかかるが、近くには東京農業大学と日本大学商学部があり、若者が多い。だから、若者向けのチェーン居酒屋が何軒かある。 この街に長く住んでいる…
下北沢のやはり南口から、坂を下ったところを少し右に入った場所に看板がみえる。酒飲みなら、心惹かれずにはいられない店構えのやきとり屋である。店に入ると、真ん前に横に長いコの字型のカウンターがあり、左側にはテーブル席、奥には小さな小上がりもあ…
魚・愛の店は、下北沢の「魚真」。前回も書いたが、経堂は「魚真」という有名な魚屋があり、この店が経堂周辺の飲食店の魚の味を支えているのだが、その経営する魚料理の店である。魚の種類が多く、安くてうまいので、いつも繁盛している。今年はじめあたり…