橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小竹向原「やきとんだいだら 小竹向原店」

最近、いちばん頻繁に行っているのは池袋の「やきとんだいだら」。なぜなら、池袋駅と自宅のちょうど中間にあり、うまい日本酒をいつも数種類置いていて、しかも一合五八〇円と安いから。この「やきとんだいだら」の新しい店ができたというので、行ってみた。…

池袋「SCHMATZ」

池袋にドイツビールを飲ませる店ができたと聞いて、行ってきた。西口と東口の両方にあるが、私が行ったのは西口の方で、ルミネ池袋の九階。都内に十数店舗あるチェーンらしい。 テーブルに通されて、ビールのメニューを眺めてみる。ビールは七種類で、ヴァル…