橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

お知らせ

謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。昨年はすっかり、更新が滞ってしまいました。今年は高望みせず、せめて月1-2回程度の更新を細々と続けて行きたいと思います。 元旦は寝過ごして初日の出を見逃しました。これは今日の日の…

1月17日に、新著『新・日本の階級社会』が発売されます。2015年SSM調査と2016年首都圏調査という、2つの大規模調査のデータをもとに、新しい下層階級であるアンダークラスが、日本の社会を大きく変えつつある現実を描きます。ぜひ、ご一読を。もう予約できる…

謹賀新年

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。 最近、すっかり更新が滞っていますが、なんとか週一回更新を目標に続けていきたいと思っていますので、今年も「橋本健二の居酒屋考現学」をよろしくお願いいたします。 写真は、自宅での新年会のオードブ…

新著が出版されます。

四月に新著が出版されます。『はじまりの戦後日本: 激変期をさまよう人々』(河出ブックス)です。一九五五年SSM調査データなど、いくつかのデータから、戦前期から戦後初期にかけての人々の移動のようすを追跡することを通じて、戦後日本社会の形成過程…

恭賀新年

あけましておめでとうございます。本年も、「橋本健二の居酒屋考現学」をよろしくお願いいたします。 更新回数が減り気味なのに対応して、アクセス数も減少中です(汗)。しかし、細々とながら、今年も新しい店を開拓していきますので、よろしくお願いいたしま…

新編著『戦後日本社会の誕生』

私としては、三冊目の編著となります。単著を含めると、一三冊目でしょうか。本書はSSM調査(社会階層と移動全国調査)のデータを用いて、戦前から戦後にかけての日本社会の転形過程を計量的に明らかにしようとするものです。 一九五五年に始まったSSM調…

ヤミ市酒場放浪記

3月21日(土)、新宿のネイキッドロフトで、「ヤミ市酒場放浪記」と題するトークイベントがあります。私と、『古典酒場』編集長であり、「酒とつまみと男と女」の「酔女」倉嶋紀和子さん、そしてヤミ市横丁研究所の井上健一郎さんが、ヤミ市酒場をめぐって語り…

謹賀新年

皆さん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 今年は着実な目標として、居酒屋記事の週1回更新を続けたいと思います。 画像は、今年の年賀状です。こんな言葉遊びを、十年ほど続けています。

読売新聞「昭和時代」

本日の読売新聞に掲載された現代史企画「昭和時代」は、敗戦直後のヤミ市を中心とした世相を描いたもの。左下隅に、私がコメントを寄せています。記者がまとめた文章で、多少手を入れたとはいえ意を尽くさない部分がありますが、ご笑覧を。なぜか、カストリ…

二日で3万アクセス

二月のアクセス数がなぜか多かったので、記録を調べてみた。驚いたことに、二月二六日と二七日の二日間だけで、三万アクセスが集中している。多くの人が、「魚へんに愛」というキーワードでたどり着いている。Googleで調べてみたことろ、とある番組で「魚へ…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年も「橋本健二の居酒屋考現学」をよろしくお願いいたします。 更新は、毎週一回程度になっています。ペースは遅くなってきていますが、店を厳選していること、過去との重複をできるだけ避けていることによるものです。い…

『盛り場はヤミ市から生まれた』

三年前から続けてきたヤミ市研究会の成果が、ようやくまとまりました。執筆者は建築史・都市史を学ぶ三〇歳前後の若手研究者が中心で、東京の戦後ヤミ市の全体像を描くとともに、新橋、新宿、渋谷、吉祥寺、神戸、盛岡のヤミ市・マーケットに関する各論、ヤ…

『「格差」の戦後史 増補新版』

二〇〇九年に刊行され、好評をいただいた『「格差」の戦後史』ですが、近く増補新版が出ることになりました。初版にあった部分は、細かな訂正と修正を行なっただけですが、巻末に「地域間格差の戦後史」「戦後史のなかの若者の貧困」「戦後史のなかの主婦」…

2000000カウント達成

一〇月一九日の夕方に、二〇〇万カウントを達成しました。ここまで続けて来られたのも、皆さんのおかげです。ありがとうございます。今後とも、よろしくお願いいたします。 お知らせくださったEさん、ありがとうございます。(2013.10.20)

もうすぐ二〇〇万カウント

現在、1998474カウント。たくさんのアクセス、ありがとうございます。二、三日中に二〇〇万カウントを達成しそうです。 二〇〇万カウントに行き当たった方は、プリントスクリーンかプリントアウト、デジカメ写真など、何でもけっこうですので画像をお送りく…

転居しました。

これまで九年間、世田谷区経堂に住んできました。このブログでもしばしばご紹介したように魅力的な居酒屋やレストランが多く、快適に暮らせる街でした。しかし四月から早稲田大学所沢キャンパスに勤務することとなり、通勤時間が二時間近くになってしまいま…

転任のお知らせ

11年間勤めた武蔵大学を退職し、4月から早稲田大学人間科学学術院(所沢キャンパス)に勤務することになりました。これからは、西武線沿線と池袋に力を入れていこうかと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 最近、更新ペースが落ちていますが、なんとか週二日更新はキープしたいものです。 正月最初の酒は、「宗玄・純米生原酒しぼりたて・山田錦」でした。手前は、金沢のかぶらずしなど。

「酒都を歩く 社会学者・橋本健二」下編

下編が出ました。今回は「酒場でみる格差」というタイトルで、下北沢へ行っています。http://www.yomiuri.co.jp/otona/people/sakaba/20121012-OYT8T01073.htm

「酒都を歩く 社会学者・橋本健二」

読売オンラインの好評シリーズ「酒都を歩く」、今回は私が登場しています。一回目は「横丁の原点はヤミ市」と題し、主に池袋の美久仁小路を取り上げたもの。私の居酒屋考現学ノートも、初公開です。ご笑覧ください。 http://www.yomiuri.co.jp/otona/people/…

夏休み

明日から二週間ほど、更新をお休みさせていただきます。九月初めから更新を再開しますので、ご期待ください。 写真は、屋形船から見た隅田川の夕景です。

読書&音盤日記 更新再開

長らく更新をお休みしていた「橋本健二の読書&音盤日記」ですが、先日から更新を再開しています。さしあたっては、都市論・東京論関係の本が中心です。興味のある方は、どうぞ。

TBSラジオのDIGに出演します。

今夜、TBSラジオのDIGという番組に出演します。テーマは「居酒屋から見える現代」で、対談相手はルポライターの藤木TDSさんと、『古典酒場』編集長の倉嶋紀和子さん。放送時間は午後10時〜11時53分ですが、出演するのは10時25分頃〜11時25分頃です。生放送で…

毎日新聞「論点 スカイツリーの時代」

今日の毎日新聞朝刊10面、「論点」欄の今回のテーマは「スカイツリーの時代」ですが、ここに登場しています。「下町発展の起爆剤に」という標題で、居酒屋のことは書いていませんが、当然ながら居酒屋を含めて下町の発展について論じたものです。浅草から…

謹賀新年

あけましておめでとうございます。 長年続けていると、取り上げることのできる店がだんだん少なくなってきます。いい店は何度でも行きたい。しかし、それではブログの記事が書けない、というジレンマですね。酒の紹介、街の紹介、本の紹介などでカバーしてい…

1500000

中国地方にお住まいのSさんという方から、一五〇万アクセスのお知らせをいただきました。実は一〇〇万アクセスの時も、同様のお知らせを出したのですが、通りすがりの人が気づかずに踏んだのか、どなたからもご連絡がありませんでした。今回は、ご覧の通り…

一五〇万アクセス御礼

一昨日の朝、一五〇万アクセスを達成しました。皆さん、ありがとうございます。 今後とも「橋本健二の居酒屋考現学」をよろしくお願いいたします。

もうすぐ一五〇万アクセス

これを書いている今現在、アクセス数が1498825となっています。今日明日中にも、一五〇万に到達しそうです。たくさんのアクセス、ありがとうございます。 最近、更新のペースが落ちていますが、これは仕事が忙しくなっていること、また同じ店を何度も取り上…

新著近刊

一二月五日に新著が発売されます。題して「階級都市」。東京を主要な対象とした都市論の本ですが、とくに本ブログの読者の皆さんに読んでほしいのは、第5章。港区、板橋区・練馬区、文京区、世田谷区、足立区をとりあげ、実地で歩いて格差拡大がもたらした…

被災地岩手から「お花見」のお願い 岩手のお酒を飲みましょう

岩手の酒蔵さんから、こんなメッセージが届いています。花見自粛が進んでいますが、自粛しないで岩手のお酒を飲んでください、皆さんが桜の下で楽しく飲んでくれる姿を思い浮かべてお酒を造りますという、女性杜氏さんの訴えが、心に響きます。他にも、「あ…