橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2021-01-01から1年間の記事一覧

京都「京都醸造タップルーム」

次のブルワリーは、京都駅の南、九条と十条の間にある「京都醸造」。近鉄線や市営地下鉄の十条駅からも行けるが、かなり歩くのでバスを使った方がいい。営業は金土日の週3日。もともとは1階タップルームと2階フロアで飲食できたらしいが、コロナ禍のため中止…

京都「ウッドミルブルワリー」

こちらは京都市中心街の北端、同志社の近くにある「ウッドミルブルワリー」。ガレージの奥に作業場、さらに奥に醸造所があり、土曜と日曜のみ、作業場に椅子とテーブルを出してタップルームを開店している。この日のラインナップは、エールが三種類と、ベト…

京都「スプリングバレー京都」

11月から12月にかけて1ヶ月間、形式的に立命館大学に籍を置き、2021年度に実施する大規模調査のための下見と資料収集のため、京都市に滞在した。当然、あちこちの居酒屋等にも行ってきたので、しばらくはそのときのことを書こうと思う。 京都のクラフトビー…

所沢「百味」が復活

昨年5月、所沢随一の大衆酒場「百味」が、コロナ禍で閉店したという記事を書いた。ところがその後、閉店を惜しむ声に押され、別経営者で復活開店したとのこと。内装はもちろん、メニューも価格もほぼ同じで、照明や会計システムなどは新しくしたとのこと。こ…