2011-01-01から1年間の記事一覧
というわけで、この店で口直し。魚三は門前仲町の本店が有名だが、私はこちらの方がゆったり落ち着けるので好きだ。店のおばちゃんたちの手際が悪いので、注文しづらいのは難点だが、門前仲町のように頭ごなしに怒られるようなことはない。この店にしては遅…
何年ぶりかで山利喜を訪れてみたら、ビルになっていた。古い建物を改装し、吹き抜けのある二階建てにして、雰囲気を残したままうまく店を広げたなと思ったのは、何年前のことだったか。ところが、今度は完全な建て替えである。五階建てのビル、しかもギリシ…
東京スカイツリーの開業を控えて、下町ガイド本の出版が相次いでいる。本書もその一冊だが、ただのガイド本ではない。著者の東京研究の成果が詰め込まれた東京論・下町論である。 著者は「第四山の手」論でも知られるが、本書では「第四下町論」を展開してい…
経堂には「美登利寿司」「寿矢」という兄弟の営む二軒の寿司屋があって、いずれも人気店になっている。その三軒目が、ここ。名前の通り、イタリアンの要素を加味した変わった業態。もちろん寿司はあるのだが、その他のメニューは割烹居酒屋メニューとイタリ…
「魚真」は、経堂にある有名な魚屋の経営する小規模チェーン店で、下北沢、渋谷、吉祥寺などに九店舗ある。乃木坂の駅の近くのこの店は、前を何度か通ったが、入ったのは今日が初めて。 仕入れが同じだから、メニュー、値段、味ともに同じ。コストパフォーマ…
この日は、昼から新宿のY電気へ。シャープのBDレコーダーを買ったのだが、不良品のため修理。それでも直らないので交換してもらったら、今度はBDの再生すらできないというさらにひどい不良で、結局返金してもらうことにした。しかしここまでたどり着くまで…
中国地方にお住まいのSさんという方から、一五〇万アクセスのお知らせをいただきました。実は一〇〇万アクセスの時も、同様のお知らせを出したのですが、通りすがりの人が気づかずに踏んだのか、どなたからもご連絡がありませんでした。今回は、ご覧の通り…
この日は、高尾山へ紅葉を見に行く。まだ時期が早いのは分かっているが、11月下旬は時間がとれるか分からないので、この日にした。週末だから人出が多い。といっても、紅葉狩りの後の酒と料理に期待して遅めに出かけたので、大部分は帰りの客だ。 紅葉はピー…
一昨日の朝、一五〇万アクセスを達成しました。皆さん、ありがとうございます。 今後とも「橋本健二の居酒屋考現学」をよろしくお願いいたします。
これを書いている今現在、アクセス数が1498825となっています。今日明日中にも、一五〇万に到達しそうです。たくさんのアクセス、ありがとうございます。 最近、更新のペースが落ちていますが、これは仕事が忙しくなっていること、また同じ店を何度も取り上…
一二月五日に新著が発売されます。題して「階級都市」。東京を主要な対象とした都市論の本ですが、とくに本ブログの読者の皆さんに読んでほしいのは、第5章。港区、板橋区・練馬区、文京区、世田谷区、足立区をとりあげ、実地で歩いて格差拡大がもたらした…
松江出張の最後は、地ビールを飲みに行く。松江城の近く、小泉八雲旧居から歩いて五分ほどと、便利な場所だ。地ビールを作っているのは島根ビール株式会社で、ブランド名を「松江地ビール ビアへるん」という。工場と同じ建物に別経営のレストランがあり、こ…
松江には、地元の酒、それも純米原酒や大吟醸など珍しいものをいろいろ飲ませる店が何軒かある。七月に紹介した「佐香や」もそのひとつだが、もう一軒。こちらの店は、島根のすべての銘柄を揃えていて、店先に「酒は純米 燗ならなお良し」と上原浩の言葉が掲…
店構えといい店名といい、洋風のダイニングなのに、店頭にあるメニューは和風というのに興味をもって入ってみたのが、この店。 刺身の種類が多い。しかも、ハタハタ、クエ、ヨコワ、ノドグロなど、珍しいものが多い。しかも安く、高級魚のノドグロ、クエも九…
仕事で、松江へ。七月にも来たから、今年二回目だ。この日訪れたのは、この店。 内海隆一郎の作品に「鰻のたたき」という短編がある。松江へ単身赴任していた男が、東京に帰ってから病死するのだが、死の直前、「松江に、松江に」とうわごとをいって涙を流し…
調べてみたら、「秋元屋」系の店がもう一軒あった。それが御徒町の東側、多慶屋を通り過ぎたあたりの裏手の、灯りの少ない寂しい通りにあるこの店。 やはりメニューは、秋元屋と共通。通好みの焼酎や日本酒がいろいろ置いてあるのも同じ。ただし、「野方屋」…
「秋元屋」系のモツ焼き屋は、たいがい行ってるつもりだったが、ただ一軒行っていなかったのが、この店。今日になって、ようやく行くことができた。駅の南口を出て、線路沿いに新宿方向へ少し歩いた場所にある。 大きな店ではないが、カウンターとテーブル席…
金沢の最後は、必ず立ち寄ることにしているこの店。駅ビルの中にあり、店を出て三分もあれば列車に乗ることが出来る。昔は地下街の狭くて薄暗い店で、地元の常連客ばかりだったが、今では広く明るく、観光客も気軽に立ち寄れる店になった。この店は小堀酒造…
二日目の晩は、居酒屋というより郷土料理店のこの店。金沢駅にほど近く、創業が一九五四年という老舗だが、現在はビルになっている。玄関脇には、メニューやランチコースの写真などがいろいろ貼られていて、観光客でも入りやすそうだ。 大きな店だけに、たい…
せっかくの金沢だからもう一軒、というわけで木倉町へ。少し店を物色し、見つけて入ったのが、この店。比較的新しい店のようで、地元の若者客が多い。くつろいで飲んでいたので、記録はとっていないが、メニューは幅広く、郷土料理や魚介類もひととおり揃っ…
仕事で、金沢へ。金沢の店はかなり知っているつもりだが、それでも酒を飲むようになってから定住したわけではないので、老舗で行ったことのない店がいくつかある。この店もその一つで、今日が初めて。入ると右手にカウンター一〇席、左にテーブル席、奥に個…
経堂に、比較的最近できた沖縄料理店。入ろうと思って行ったら満員だったことなどあって、今日が初めての訪問。 沖縄料理店だから当然といえないこともないのだが、うれしいのはオリオン生ビール(ジョッキ六五〇円、グラス五〇〇円)があること。アサヒビール…
今日は、仕事のあと吉祥寺へ。まずは「ミュンヘン」でビールを飲む。いただいたのはベルギービール、シメイの樽生。瓶入りはよく見かけるが、それとは全く別物で、味・香り・キレ、すべて申し分ない。まさに輸入ビールの最高峰である。 次に向かったのは、「…
最近、居酒屋のみならず焼き肉屋、とんかつ屋など、「○○水産」とか「○○精肉店」などといったネーミングの飲食店が多い。浜倉好宣系、あるいはその模倣だろうけれど、そろそろ飽きがきそうだ。とはいえ、一回くらいは入ってみたくなる。というわけで、今日は…
今日は、新宿で夕食をとることに。南欧系がいいなと思っていたところ、見つけて入ったのが、この店。けっこう昔からあるスパニッシュバーらしい。 最初にいただいた自家製サングリア(六〇〇円)は、フレッシュで十分美味しかった。酒飲みが目当てのタパスは、…
仕事で、札幌へ。翌日も予定があったので、札幌日帰りという強行軍である。とはいえ、飲まずに帰るわけにはいかない。一時間半ほど時間があったので、サッポロビール園へ向かう。不景気で、しかも震災で外食産業は冷え込んでいるはずだが、ビール園は驚くほ…
私の家のすぐ近くに最近できた店。商店街の外れのこんな場所で商売が成り立つのか分からないが、居酒屋への最短距離を大幅に更新してくれるのは大歓迎だ。 酒のメニューからみれば、基本的にはバーだ。種類は少ないものの、クラガンモア、ボウモアなどいいウ…
書くのを忘れていたので、少し日付をさかのぼる。 勝沼からの帰り、まだ少し飲み足りない気がして、吉祥寺で下りた。ハモニカ横丁へ行こうかとも思ったが、ちょっと気分が乗らず、通り抜けたところでこの店を見つけた。最近できたらしい。世界のビールをいろ…
「久仁」を出て、茶沢通りから下北沢に向かう。代沢と代田という二つの高台の高級住宅地に挟まれた谷道。下北沢の少し手前の三叉路で、若者の集まる南口の商店街が分岐するのだが、ちょうどそのあたりで、この酒屋さんを見つけた。日本酒の品揃えが豊富かつ…
久しぶりに、この店へ行ってみたくなった。世田谷を代表するモツ焼きの名店である。三軒茶屋の駅から茶沢通りに入ると、道はゆるやかな下り坂になる。坂を下りきったところが烏山川緑道で、これを少し過ぎて少し歩いたあたりにある。ここから右に入ったとこ…