橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

松江「朔屋」

classingkenji2011-11-23

松江には、地元の酒、それも純米原酒や大吟醸など珍しいものをいろいろ飲ませる店が何軒かある。七月に紹介した「佐香や」もそのひとつだが、もう一軒。こちらの店は、島根のすべての銘柄を揃えていて、店先に「酒は純米 燗ならなお良し」と上原浩の言葉が掲げられているとおり、純米酒が中心。地元の海の幸と、日本酒に合う珍味をいろいろ揃えていて、日本酒好きのパラダイスだ。
店主の福島さんは、もう一軒「日本酒バー じう」という店も開いていて、こちらは福島さんが本当に気に入った酒だけを厳選し、少人数で楽しむ場所になっている。(2011.11.3)

松江市寺町186 
18:00〜24:00 日休