2012-01-01から1年間の記事一覧
京都と仙台からのお客さんを連れて、東京駅近辺でどこかに入ろうと思ったのだが、このあたりは土曜も休みの店が多い。いろいろ物色したあげくに入ったのが、最近できたというこの店。店の前にメニューが貼り出されているのだが、魚料理中心のラインナップで…
一〇月末、八海山の東京営業所から招待メールが届いた。日本酒の伝道師でもあるテレビ東京の星野剛さんが、ニューヨークでの仕事を終えて帰国されたのを機に、「八海山 秋の味覚と米と麹と発酵の会 & 星野さんご帰国歓迎パーティー」を開催するとのこと。 …
学会最終日は、ビール園へ。 ちょうど紅葉真っ盛りで、開拓使館はご覧の通り宝石箱のような美しさだ。まずはビール博物館でテイスティングをし、そのあとはいつものようにガーデングリルで食事。ここでしか飲めないアルトビールが、やはり素晴らしい美味しさ…
何か美味い日本酒が飲みたいと思いつつ、「魚平」からホテルに向かう途中で見つけた店。経営は、夕張郡栗山町の小林酒造。元来は札幌で創業した蔵だが、早い時期に移転。蔵元には六つの蔵があるが、札幌にできた七番目の蔵というのが、店のコンセプトらしい。…
この日は、学会の大会で札幌へ。大会の後は、懇親会など無視して狸小路へ。以前も来て気に入っていたこの店である。この店の特徴は、なんといってもサッポロクラシック生を含む飲み放題六〇分八八〇円。中ジョッキは四三〇円なので、二杯飲むとほぼ同額で、…
この日の三軒目は、木場のこの店。「寿し炉端」と称し、元来は鮨屋のようだが、魚料理を中心にメニューが豊富で、日本酒も揃っている。 この日の刺身は、くるりと捻れていかにも生きのいい赤貝、ほとんど生に近いしめ鯖、太い脂の筋が走る大トロ、透明なホタ…
この日は、まず下町フィールドワーク。浅草からスカイツリーの前を通り、ここから京島・橘銀座界隈へ。さらに東へ進んで旧中川に至り、現中川との接続の様子を確認してから、旧中川沿いに南下する。亀戸天神で亀の大群を観察し、そこからさらに南下して運河…
この日は、酒文化研究所が主催するイベントへ。コンテストは七月に審査会が行われ、一五九社から三四一点が出品、審査員の評価スコアの平均値で上位三〇%を金賞、三%を最高金賞と認定したとのこと。入賞酒一覧は、こちらに公開されている。 表彰式も兼ねた…
簡単に作れておいしいという、おすすめの酒肴である。 穴子は皮のぬめりを包丁で取り、三センチ幅くらいに切り、キャセロールに敷き詰める。ニンニク一かけを五ミリ角くらいに刻んで散らし、塩を振ってから岩海苔を載せる。そこにオリーブオイルをかけ回して…
二軒目は、やはり今日初めて見つけたこの店。 立ち飲みとはあるが、入って左側のテーブルの一部には、椅子もある。料理は、店名の通り和食をアレンジした無国籍料理で、たとえば「ポルチーニ茸と大葉の出汁巻卵チーズフォンデュ風」「サーモンとキノコのホイ…
池袋を歩いていて初めて存在に気づき、入ってみた。大きな繁華街には、まだまだ見落としがある。店名は「円座」だろうか。店頭に「加賀屋」と関係があるようなことが書かれていた。 なるほど、加賀屋だ。もつ焼きともつ煮込み鍋を中心に、刺身や焼き魚、揚げ…
先日、「鳳雛」を紹介したが、江古田の名酒居酒屋をもう一軒。江古田には「酒の秋山」という、全国から有名・無名の優れた日本酒を集めて売る酒屋があり、私も時々買いに行くのだが、この店の経営である。 酒にも季節のメニューがあり、今回のメニューは「秋…
自宅の近くに最近できた店。今日、初めて入ってみた。 外メニューから、何となく無国籍居酒屋かと思っていたが、実際には、トリッパ、ハモンセラーノ、スペイン風オムレツ、小エビのガーリックオイル煮、フラメンカエッグなど南欧系の正統派メニューが多い。…
今日は、読売オンライン「酒都を歩く」の取材で、下北沢へ。まずは「楽味」でひととおり話をしたあと、この店へ。ふだんは若者たちで一杯なのだが、今日はなぜか空いている。 あいかわらず、メニューが充実していて、安い。ビール中瓶が四五〇円から四八〇円…
福岡へ一泊出張。東京で仕事を済ませてからの前泊は、ホテル着が一〇時過ぎ。ホテル近くで少し食べて飲んだだけだった。 翌日は、一時頃に仕事を終える。帰りの飛行機までは、四時間ほどだ。天神のあたりを歩き回ってみたが、昼からやっているめぼしい店は見…
下編が出ました。今回は「酒場でみる格差」というタイトルで、下北沢へ行っています。http://www.yomiuri.co.jp/otona/people/sakaba/20121012-OYT8T01073.htm
最近、日本酒の質の向上を背景に、日本酒の品揃えの充実した店が次々に誕生している。江古田にも新しい店がいくつかできているが、ここもそのひとつ。といっても、開店したのはもう2年ほど前で、私は今回が初めて。 日本酒は、二〇種類ほど。手書きのおすす…
今日は「全国居酒屋ほろ酔い考現学」の慰労会ということで、新宿へ。ワイン好きの編集者が選んだのは、この店。 持ち込んだワインは、コルトン・ペリエール・グラン・クリュ、菊姫の黒吟、花陽浴の純米吟醸。料理はコース料理で、メインは豚肉の岩塩包み焼き…
読売オンラインの好評シリーズ「酒都を歩く」、今回は私が登場しています。一回目は「横丁の原点はヤミ市」と題し、主に池袋の美久仁小路を取り上げたもの。私の居酒屋考現学ノートも、初公開です。ご笑覧ください。 http://www.yomiuri.co.jp/otona/people/…
連載の「全国居酒屋ほろ酔い考現学」、今回は富山市篇。今回取材したのは、富山駅近くの老舗「親爺」、魚料理の「桜亭」、日本酒バーの「DOBU6」、「満寿泉」の「桝田酒造店」、酒屋の日本酒バー「石坂善商店 酒家蔵部」、魚料理の「米清あら川」、名酒居酒…
ザルツブルクの最後の夜は、ちょっと高級なレストランへ。旧市街のいちばん西、カラヤン広場を超えたあたりの、岩壁のそば(というより一部めり込んでいる)にある。注文したのは、おすすめ料理のデギュスタシオン。 前菜はガチョウのレバーのテリーヌで、普通…
スティーグルはザルツブルクを代表するビールだが、その工場がザルツブルクの中心部からバスで少し行った場所にある。ここにビールの製法やスティーグル社の歩みを紹介するミュージアムとビアレストランがある。これが、このブロイヴェルト。入場料を取られ…
こちらは修道院がそのままビアホールになってしまったという場所。表通りから行くと、目立たない入り口を入り、フレスコ画の描かれたアーチ型の廊下を抜けていくと、食べ物を売る店の並ぶ一角に出て、その先がビアホールとなる。このように趣のある建物であ…
ザルツブルクに戻り、いよいよコンサート通いも全開。しかし、昼はビヤレストラン通いである。 ザルツブルクのもっとも有名の観光スポットの1つにホーヘンザルツブルク城塞(hohensalzburg festung)がある。festungというのは、城というより要塞で、つまり軍…
プラハからザルツブルクへ帰る途中、チェスキー・クルムロフに一泊。世界遺産の町だが、町の中心部は俗化していて、まるで軽井沢の商店街のような有様。しかし中心部から少し外れれば、そこはまさに中世の町。町のなかを流れるのはヴルタヴァ川で、国内から…
音楽祭の合間、三日ほどチェコへ。お目当ては、もちろんビールである。この店は、観光ガイドなどにもよく載っている有名店だが、入ってみて「おや」と思った。かつて銀座にあった名店「ピルゼン」にそっくりなのである。内装、テーブル、カウンターの形、そ…
ザルツブルクに着いたのは、八月一九日。ザルツブルク音楽祭の模様については別のブログを見ていただくとして、こちらは一四一五年創業という、ザルツブルクでも老舗のビアレストラン。増設に増設を重ねて、屋外ガーデンの他、二階建てに一〇室ほどのビアホ…
ウィーンの二日目は、ハイリゲンシュタットへ。ベートーベンが夏になると訪れたウィーン郊外の保養地で、「田園」や「英雄」の構想を練り、また遺書を書いたことでも知られる場所である。「田園」の第二楽章に描かれているといわれる小川にも行ってみたが、…
二年ぶりでオーストリアを訪問。主目的はザルツブルク音楽祭だが、まずはウィーンに二泊して観光とビール三昧。 この店は、屋外テラスと屋内席を備えたビアレストラン。観光客もいるが、どちらかといえば地元客が多そうだ。ビールは、ウィーン産のオッタクリ…
話は少々前後する。聖心女子大学での集中講義二日目のあとに寄ったのが、この店。「赤鬼」の近くに比較的最近できた日本酒バーである。「赤鬼」ほど種類がないのは仕方がないが、石鎚、正雪、明鏡止水、醸し人九平次、伯楽星、それに季節で変わる数種類の酒…