橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

ザルツブルク「アルト・ザルツブルク Alt Salzburg」

classingkenji2012-10-06

ザルツブルクの最後の夜は、ちょっと高級なレストランへ。旧市街のいちばん西、カラヤン広場を超えたあたりの、岩壁のそば(というより一部めり込んでいる)にある。注文したのは、おすすめ料理のデギュスタシオン。
前菜はガチョウのレバーのテリーヌで、普通のフォアグラほどには脂っこくなく、たいへん美味しい。次は豚肉団子入りのクレソンのクリームスープ。Wolfsbarschという魚のソテー。メインの肉料理はいくつかあったが、私は鹿肉のポートワインソースをチョイス。そしてデザートはチーズ・ワゴン。
酒はビールもあるにはあるが、ここではワインだろう。しかし私は、やはりビアレストランの方が性に合う(笑)。(2012.9.1)

Burgerspitalgasse 2, 5020 Salzburg