橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

ザルツブルク「スティーグル・ブロイヴェルト Stiegl Brauwelt」

classingkenji2012-10-03

ティーグルはザルツブルクを代表するビールだが、その工場がザルツブルクの中心部からバスで少し行った場所にある。ここにビールの製法やスティーグル社の歩みを紹介するミュージアムとビアレストランがある。これが、このブロイヴェルト。入場料を取られるが、小さいジョッキで三杯分の試飲とお土産が付いてくるのでお得。
ビールは通常のもの以外に限定品がいくつかあり、とくにハウスビアはここでしか飲めないもの。本日のハウスビアは、ミュールフィーレ・ホップフェンキュベという、新鮮なホップの香りが華やかに広がる一品。日本のビールではエーデルピルスに近いが、重厚感もある。素晴らしいビールだった。売店もあって、私はボックというビールを蒸留したシュナップスを買った。

Brauhausstrasse 9, 5020 Salzburg