格差社会と階級社会
1月17日に、新著『新・日本の階級社会』が発売されます。2015年SSM調査と2016年首都圏調査という、2つの大規模調査のデータをもとに、新しい下層階級であるアンダークラスが、日本の社会を大きく変えつつある現実を描きます。ぜひ、ご一読を。もう予約できる…
四月に新著が出版されます。『はじまりの戦後日本: 激変期をさまよう人々』(河出ブックス)です。一九五五年SSM調査データなど、いくつかのデータから、戦前期から戦後初期にかけての人々の移動のようすを追跡することを通じて、戦後日本社会の形成過程…
私としては、三冊目の編著となります。単著を含めると、一三冊目でしょうか。本書はSSM調査(社会階層と移動全国調査)のデータを用いて、戦前から戦後にかけての日本社会の転形過程を計量的に明らかにしようとするものです。 一九五五年に始まったSSM調…
二〇〇九年に刊行され、好評をいただいた『「格差」の戦後史』ですが、近く増補新版が出ることになりました。初版にあった部分は、細かな訂正と修正を行なっただけですが、巻末に「地域間格差の戦後史」「戦後史のなかの若者の貧困」「戦後史のなかの主婦」…
今日は自著の宣伝です。朝日新聞に書評が載りました。ここまで絶賛されると、ちょっと気恥ずかしいのですが、意を尽くした内容でわが意を得たりというところです。全文は、下のリンクから読めます。 http://book.asahi.com/review/TKY200912220204.html 「格…
今日は宣伝です。関心のない人、ごめんなさい。 河出書房新社から新しい選書シリーズ「河出ブックス」が創刊されました。第一弾として六冊が出版されましたが、その一冊がこれです。一九四五年から現在までの格差の動向と、格差がもたらしたさまざまな社会現…
明日九月二四日、NHK教育テレビの「視点・論点」に出演します。テーマは、「酔顔ながめて格差知る」。拙著『居酒屋ほろ酔い考現学』の第九章の内容を中心に、一〇分間お話しします。ご笑覧ください。午後一〇時五〇分から一一時まで。再放送は、NHK総…
2泊3日の予定で、アイルランドの首都・ダブリンに行ってきた。ダブリンは、サウスハンプトンの空港から80人乗りの小さなプロペラ機で1時間ほど。5時過ぎに家を出て、8時過ぎには着いてしまった。空港から市内へ向かうバスの車窓から、「YES」「NO」と書かれ…
10月24日に、新著が発売されます。六本木ヒルズをモチーフにした装丁で、背表紙は青です。ただいま、予約受付中。手に取っていただければ幸いです。新しい階級社会 新しい階級闘争 [格差]ですまされない現実作者: 橋本健二出版社/メーカー: 光文社発売日: 20…
今日11月8日、NHK教育テレビ午後10時50分からの10分番組、「視点・論点」に出演します。新著『階級社会──現代日本の格差を問う』の内容から、中心部分を簡単にお話しします。ただし、居酒屋の話はしません(笑)。階級社会 (講談社選書メチエ)作者: 橋本健二出…
先週、10月5日の毎日新聞に、「居酒屋から見た格差社会」という記事で登場しました。居酒屋考現学、マスコミに初公開です。いまのところ、他から取材依頼も執筆依頼も来ませんねぇ(笑)。記事の本文は、 http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/200…
足立区は、私が学生時代の多くを過ごした場所であり、「大はし」「千住の永見」などいい大衆居酒屋が多いこともあって、いまでもときどき足を運んでいます。その足立区の区長の発言についての報道がありました。 「生活水準向上させる」下層社会報道に足立区…
5月17日の夜、東京都労働相談情報センターの労働セミナーで、「進む労働の二極化:社会階層論・階級論からの接近」と題し、パワーポイントでいろいろ資料を示しながら1時間40分ほど話をしてきました。予想以上の客の入りで、200人近くになったでしょうか。座…
長い間、ほったらかしにしていました。 忙しいというだけではなく、若い頃のようにホームページの更新がおもしろくて仕方がないという訳ではなくなったのと、2つが原因でしょう。しかし、ブログでの情報発信はこれからますます重要になるでしょうから、続け…
大阪大学の大竹文雄さんが最近、マスコミに登場することが多くなりました。それも、「格差拡大は高齢化による見せかけの現象だ」という政府見解を支持する立場の代表としてです。とくに最近、格差拡大の事実を否定するのに躍起になっている日本経済新聞には…
国会が混迷しています。耐震偽装事件、ライブドア事件、米国産牛肉輸入再開問題、そして格差拡大と、小泉政権の失政が厳しく問われる国会だったはずですが、出所のはっきりしないメール一通のおかげで、いろんな問題がうやむやにされかねない状況です。 そん…