橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

混迷する国会

国会が混迷しています。耐震偽装事件、ライブドア事件、米国産牛肉輸入再開問題、そして格差拡大と、小泉政権の失政が厳しく問われる国会だったはずですが、出所のはっきりしないメール一通のおかげで、いろんな問題がうやむやにされかねない状況です。
そんな中、今日の朝日新聞朝刊の1コマ漫画は注目です。雑多な動物たちの群れの前にそびえ立つ岩(国会議事堂の形をしている)の頂で、ふんぞり返る一匹のライオン(小泉の顔と髪型をしている)が一言、「格差は当然だ」。下では動物たちが「えっ」「なんだよ」「格差拡大が問題だといっているのに・・・・」。そしてタイトルは「なんじらに告ぐ これがリーダーの信条じゃ」。小泉「改革」を礼賛する論調が増え、「日経化」しているとも評される朝日新聞ですが、今日は笑わせてくれました。朝日さん、本に使いたいのですが、使用料はいくらでしょうか。