橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

橋本健二『「格差」の戦後史』

今日は宣伝です。関心のない人、ごめんなさい。
河出書房新社から新しい選書シリーズ「河出ブックス」が創刊されました。第一弾として六冊が出版されましたが、その一冊がこれです。一九四五年から現在までの格差の動向と、格差がもたらしたさまざまな社会現象を、映画や大衆文化、事件や犯罪などをまじえながら論じました。
ちなみに第一弾の拙著以外の五冊は、石原千秋さんの『読者はどこにいるのか』、島田裕巳さんの『教養としての日本宗教事件史』、西澤恭彦さんの『日本の植民地建築』など、注目作ばかりです。ぜひ、手に取ってみてください。

「格差」の戦後史--階級社会 日本の履歴書 (河出ブックス)

「格差」の戦後史--階級社会 日本の履歴書 (河出ブックス)