橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2015-05-27から1日間の記事一覧

新編著『戦後日本社会の誕生』

私としては、三冊目の編著となります。単著を含めると、一三冊目でしょうか。本書はSSM調査(社会階層と移動全国調査)のデータを用いて、戦前から戦後にかけての日本社会の転形過程を計量的に明らかにしようとするものです。 一九五五年に始まったSSM調…