橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

野毛「すきずき」

今日は大阪転勤が決まったMさんの送別会で、横浜・野毛へ。少し早めに行って、桜木町から都橋あたりまで散策してから、この店へ。評判の店らしく、まあまあ大きい室内だが、どんどんグループ客が入ってきてすぐに満員になる。魚主体のコース料理は、いずれ…

神戸・三宮高架下

講義を済ませたあとは、神戸大学院生の村上さんに案内してもらって、神戸のヤミ市跡を見て歩く。まずはJR神戸駅附近の高架にへばりついた店舗群の前を通って新開地へ。湊川公園まで行ったあと元町へ向かい、高架下を三宮まで。さすが専門家の案内で、主要…

2000000カウント達成

一〇月一九日の夕方に、二〇〇万カウントを達成しました。ここまで続けて来られたのも、皆さんのおかげです。ありがとうございます。今後とも、よろしくお願いいたします。 お知らせくださったEさん、ありがとうございます。(2013.10.20)

もうすぐ二〇〇万カウント

現在、1998474カウント。たくさんのアクセス、ありがとうございます。二、三日中に二〇〇万カウントを達成しそうです。 二〇〇万カウントに行き当たった方は、プリントスクリーンかプリントアウト、デジカメ写真など、何でもけっこうですので画像をお送りく…

大阪「天満 風の森」

天満の夜、三軒目には「多聞酒蔵」で一杯だけ飲み、そろそろホテルに帰ろうかと歩く途中、「風の森」という看板を見つけた。私の大好きな奈良の酒である。これは、入らないわけに行かないと覗いてみると、店内はほぼ満員。店主が満員ですと済まなそうに頭を下…

大阪「発酵のすすめ」

天満の夜、二軒目はここ。そのものずばりの変わった店名だが、酒店直営とのこと。 メニューを見て驚いた。日本酒が数十種類、値段の順に並んでいるのだが、最安値は九〇ミリリットルのグラスで三三〇円。これが十数種類あるのだが、その冒頭に「久保田百寿」…

大阪「ちゃぶ」

この日は、三コマ限りの短期集中講義のため大阪へ。朝九時からだから、前泊して居酒屋めぐりをすることにする。行ったのは、天満。行くのを楽しみにしていた天満酒蔵は一時休業だったが、他にも迷うほど魅力的な店が多い。まず入ったのは、この店。看板の上…

「希紡庵」

以前は東池袋にあった日本酒バーの名店・希紡庵が、西池袋に場所を移して再オープン。この日は公式にはまだ開店前だが、プレオープンということでお邪魔してきた。西池袋公園(池袋西口公園ではないので、注意)に面したビルの六階で、一階が中華屋になってい…

「魚串 さくらさく」

この日、神田の二軒目はこの店。老舗居酒屋にも惹かれたが、何となく美味い日本酒気分だったので、メニューをみて入りたくなった。 いい日本酒を揃えている。しかも、安い。飛露喜、作、寫楽、醸し人九平次、春鹿など、みんなグラスで四九九円、一合でも七九…