橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2012-09-20から1日間の記事一覧

プラハ「ウ・メドヴィードクー u Medvidku」

音楽祭の合間、三日ほどチェコへ。お目当ては、もちろんビールである。この店は、観光ガイドなどにもよく載っている有名店だが、入ってみて「おや」と思った。かつて銀座にあった名店「ピルゼン」にそっくりなのである。内装、テーブル、カウンターの形、そ…