ザルツブルク「アウグスティナー・ブロイ Augustiner Brau」
こちらは修道院がそのままビアホールになってしまったという場所。表通りから行くと、目立たない入り口を入り、フレスコ画の描かれたアーチ型の廊下を抜けていくと、食べ物を売る店の並ぶ一角に出て、その先がビアホールとなる。このように趣のある建物である。建物の中はこのようにがらんとしていたが、外のビアガーデンには人がたくさん入っていた。
ビールは、まずチケット売り場でお金を払ってチケットをもらい、ずらりと並んだジョッキを自分で取り、水で内部を洗うようにして冷やしてから、ビールサーバーの場所へ行く。ここでチケットとジョッキを係の人に渡し、ビールを注いでもらう。食べ物屋は別会計で、それぞれの店で払う。あとで知ったが、食べ物の持ち込みもできるらしい。つまり、あくまでもビールを飲ませる場所なのである。オーストリアのビールは、すっきりはしているが適度の甘味と旨みがあり、チェコのビールほど苦みが強くない。海外のビールでは、かなり日本のビール(ただしアサヒを除く)に近いタイプだろう。ここのビールも、そんな典型的なオーストリアビールである。(2012.8.30)
Lindhofstrasse 7 5020 Salzburg