橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

小竹向原「やきとんだいだら 小竹向原店」

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 最近、いちばん頻繁に行っているのは池袋の「やきとんだいだら」。なぜなら、池袋駅と自宅のちょうど中間にあり、うまい日本酒をいつも数種類置いていて、しかも一合五八〇円と安いから。この「やきとんだいだら」の新しい店ができたというので、行ってみた。
 場所は、有楽町線小竹向原から歩いて二分ほどの住宅地の中の、緑道に面したところにある。カウンターと、テーブルが一〇卓ほどあっただろうか。日曜は一五時開店というので、一六時ほどに行ったが、まもなくほぼ満員になった。開店早々、地元客に受け入れられているようだ。メニューは池袋店とほぼ同じ。日本酒メニューはなかったが、聞いてみるといい酒が三種類ほどあった。ちゃんとメニューを作っておいてほしいものだ。
 近所の人には、朗報だろう。沿線の人も、途中下車して立ち寄る価値はあると思う。(2019.9.29)

板橋区小茂根1-27-3
17:00〜24:00 (土日祝日15:00~) 不定