橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

椎名町「おぐろのまぐろ」

classingkenji2018-02-19

この日は、通信制の卒業研究発表会。三人の発表を聞いたあと、学生たちと一緒に所沢の「百味」で昼酒を飲む。四時頃で解散したのだが、まだ飲み足りないので、椎名町へ。見慣れない店を見つけた。
もともとはマグロを中心に魚と惣菜を売っていた店だが、立ち飲み屋として新装開店したらしい。やはり料理の中心はマグロで、一人一回だけ注文できる「まぐろの枡盛り」(一九九円)は、複数の部位の大きなマグロぶつが五切れほど入ったサービス品。その他メニューは、まぐろねぎヌタ(四九九円)、ツナポテトサラダ(四九九円)、まぐろのユッケ(三九九円)など。酒は生ビールとビール中瓶が四八〇円、ホッピーセット三八〇円、熱燗三八〇円など。もう少し日本酒があればいいのだが。駅北口から、徒歩一分ほど。(2018.1.28)

豊島区長崎1-4-17
16:00〜23:00 日休