今年の立春朝搾り
毎年楽しみにしている「立春朝搾り」。今年はこの七種類。左から、梅錦、千代の亀、酒呑童子、紀伊国屋文左衛門、旭日、月の桂、開華。まだ開華しか飲んでいないが、華やかな香りとフレッシュな米の味。すばらしい。酒販店で開華の仕込み水をもらったので、一緒に飲んでみると、まったく同じ味がする。酒の味は水で決まるというのが、よくわかる。
しかし、不満が一つだけ。ラベルのデザインをなんとかしてほしい。まるで神社のお札で、こんなものを眺めていても、酒はうまくならないし、そもそも消費者へのアピール力がなさ過ぎる。まるで、知っている人しか買わなくていいといってるみたいだ。春への期待、あこがれを表現した、もっと華やいだ雰囲気と、蔵の個性が欲しい。日本酒は近年、味もラベルも多様化が進んでいるのに、こんな素晴らしい商品が進化しないのは惜しい。平成が終わるのを機に、一新してほしいものである。