橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「天羽乃梅」

classingkenji2007-07-09

先日は四ツ木で下町ハイボールを堪能してきた。この下町ハイボールの多くに使われているエキスが、この「天羽乃梅(てんばのうめ)」である。原料は「砂糖・酸味料・香料・着色料・保存料」とあり、無果汁。そのままなめてみると、思ったほど甘くなく、酸味と独特の風味があるが、すっと消えていく。これと金宮焼酎を1:2で割ったものを作っておき、これをソーダで二倍に希釈するのが標準的なレシピ。ほんとに暑いとき、渇いたときは、ビールですらしつこく感じることがある。そんなときに最適な飲み物である。私は基本的に合成物は好まないのだが、これは例外。レモンやライムを搾るなど、手を加えてもいい。二本買ったので、焼酎四升分。これだけあれば、一夏楽しめるだろう。楽天で買うことができる。[rakuten:maruishi:796972:detail]