2020年の立春朝搾り
原稿に追われていて、ずいぶん更新していなかった。新年のご挨拶もせずにいて、申し訳ありません。といいつつ、だいぶ前の話題である。
六軒の酒販店と二軒のネットショップで買い集めた、今年の立春朝搾り。左から、千代の亀、鳴門鯛、司牡丹、梅錦、五橋、天覧山、開華、仙禽、賀茂泉、甲子、白馬錦、多満自慢。特に印象に残ったのは、安定感抜群の梅錦、目の覚めるような香りの五橋、先駆者らしい貫禄の開華。
ワンパターンでアピール力のないラベル、元号を使う国際センスのなさは相変わらずだが、少し値段を上げたとはいえコストパフォーマンスが高いところもあいかわらず。ボージョレーヌーボーと違って、事前に瓶詰めしておくわけにもいかないから輸出は難しいかもしれないが、海外に空輸して三日遅れくらいで提供することはできないか。ラベルのデザインさえ変えれば、その価値のある酒だと思う。(2020.3.17)