橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

高田馬場「高田馬場ビール工房」

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二〇一〇年に高円寺で創業し、いまや七店舗を構えるビール工房。会議の帰り、その高田馬場店へ行ってきた。六〇分飲み放題が一五〇〇円だとのこと。長居するつもりはないので、ちょうどいい。これにしよう。

ビールは六種類で、ブロンド、IPA、ラガーが各一種類と、ウィートが三種類。どれも個性があり、しかも個性が強すぎないところが万人向け。料理は肉料理を中心に十数種類あるが、量少なめでコストパフォーマンスはあまりよくない。牛すじ煮込みは、自家製ビールで煮込んだとのことだが、野菜と油揚げで増量されていて、五八〇円など。あくまでも、ビールを楽しむ店だろう。

六種類をすべて制覇し、さらに気に入ったラガーをもう一杯いただいて、ちょうど六〇分。こちらに用があったときは、また来てみよう。(2019.4.27)

新宿区高田馬場1-29-2 
11:30~23:30 日祝11:00~22:30 無休