橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

草津「アル・ロドデンドロ」

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三月の終わりになって、やっと暇になった。というわけで、二泊三日の日程で草津温泉へ。実は、草津温泉は初めて。湯畑のみえる部屋を取って、一日目はゆっくりくつろぐ。そして二日目のランチは、このイタリアンへ。綿貫ペンションという「日本初のペンション」と称する宿泊施設の経営で、レストランはもちろん、宿泊客以外も利用できる。

ランチは一六五〇円から四種類で、めったに来ない場所だからいちばん高い五四〇〇円をオーダー。前菜は、生ハム、豚のロースト、フキノトウのピクルスなどの盛り合わせ。次が群馬県産カボチャのスープ。パスタは海の幸のパスだったものを、お願いして鹿肉のラグーのパスタに変えてもらう。そしてメインは、赤城豚フィレ肉と自家製パンチェッタのロースト。最後にデザート。

ワインはイタリア産を中心にいろいろ揃えている。白のグラスをもらったあと、リナルディのドルチェット・ダルバをいただいたが、フルボトルで六〇〇〇円とリーズナブル。最後にはフキノトウのチェッロをいただいたが、これはサービス。大満足のランチだった。湯畑から歩いて一五分ほど。ホームページからでも予約できる。(2019.3.26)

群馬県吾妻郡草津町557-11
https://watapen.com/restaurant/
11:30~14:30 18:00~22:00 月休