橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「オステリア・ピノ・ジョーヴァネ」

classingkenji2012-05-31

今日は、池袋で同僚の慰労会。酒はあまり飲まない人で、ラザニアが好物ということから、この店にした。
前菜二点のあと、出てきたのがフォアグラのソテーのピアディーナ巻きバルサミコソース。これは素晴らしい出来だった。ラザニアがメインということでパスタを飛ばし、魚料理はナスとヒラメのグリル、肉料理はカモのロースト・チェリーソース。いずれも上出来。ラザニアはすっきり味のトマトソースが絶品。
酒は控えめで、五人で泡、白、赤、各一本。赤はオルネライアの造る格安ワインで、たいへんコスパがよかった。珍しいことに自家製チェッロがいろいろあり、いただいたゆずチェッロは、香りが良くて苦みが少なく、たいへん良い出来だった。個人的には今年No.1イタリアンである。(2012.5.22)

豊島区南池袋2-36-8
18:00-22:30(ランチあり) 日祝休