橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

CASA DEL GUAPO

classingkenji2015-09-28

この日は、近所のスペインバルへ。店内には生ハムの原木(木じゃないけど、こう呼ぶらしい)が何本もつり下がっていて、注文するとその場で切って出してくれる。ハモンイベリコが一二〇〇円、ハモンセラーノが八〇〇円とリーズナブルで、十分においしい。ワインはグラスの他、ボトルも多数。セラーに入って、値札のついたワインを選んでくる仕組みで、値段は市販の二倍程度。やはりスペインワインが充実している。小エビのアヒージョ、マッシュルームの鉄板焼き、イワシの酢漬けなど、定番のタパスが一通りあるから、メインを頼まずにだらだら飲むのにも向いている。
私は行ったことがないが、月に一回、フラメンコのライブもあるらしい。周囲には日本酒バーもいろいろあるから、はしご酒にも向く。(2015.8.4)

豊島区西池袋3-30-3 西池本田ビル1F
11:30〜24:00 金・土・祝前日 〜翌2:00