「呑禅 二号店」
どこで飲もうかと池袋を歩いていて、この店が目に入った。
同じビルの2階から上は「清瀧」で、一階と地下のこの店は、「清瀧」の廉価バージョンということらしい。
確かに、安い。エビスビールの中生が三八〇円(黒ラベルは三六〇円)、サワー類・焼酎・サワー類は二八〇円。しかし日本酒は一種類しかない。料理も二五〇円から四八〇円までがほとんど。メニューに洋風おつまみというカテゴリーがあって、マルゲリータ、小海老のガーリックオイル、砂肝のガーリックオイル、生ハムなどが並んでいる。だったら美味しいのかと思って、オードブル盛り合わせというのを注文したら、カニカマならぬ赤カマボコの細切りをマヨネーズで和えたもの、ナンコツのオイル煮と、バゲットにチーズを載せたのを盛り合わせた、妙な一皿が出て来た。おいしいはずがない。
「清瀧」そのものが、激安でまあまあうまいという居酒屋なのだから、その廉価バージョンを作ろうというのが間違っているのではないか。「清瀧」なら、日本酒も銘柄は一種類とはいえ大吟醸まであるのに、こちらは普通酒のみ。けっこう客は入っているが、長続きしないのではないだろうか。(2014.4.17)
豊島区南池袋2-27-18 16:00〜24:00 無休