橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

会津東山温泉「新滝」

classingkenji2013-09-01

大河ドラマが評判ということもあり、一泊二日で会津へ。福島県は何度か行っているが、いずれも仕事で郡山と福島市へ行っただけ。会津は今回が初めてでだ。
泊まった宿が、ここ。夕食は「遊仙」という館内のレストランでいただく。「創作会津伝統郷土料理」と称し、にしんの山椒漬やこづゆなどの伝統料理の合間に、地野菜をラタトゥーユ風にして和風の出汁に浸すなど、洋の要素も取り入れた料理が続く。メインは、牛肉の陶板焼き。
地酒が多いのがうれしい。会津中将、宮泉、国権、写楽、花春、奈良萬、栄川、風が吹く、など。値段は六〇〇円から九〇〇円が中心と、温泉旅館にしてはリーズナブル。すっかり堪能して、大満足の夕食だった。(2013.7.28)

会津若松市東山町湯本寺屋敷43