橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「ブリュセレンシス ビアフェスティバル」

classingkenji2013-07-27

買い物で西口公園を通りかかったら、「ビアフェスティバル」の文字が目に飛び込んできた。テントがずらりと公園の外周部を取り囲み、中に席ができている。ベルギービールのフェスティバルで、二六日から三日間の開催とのこと。これは、行ってみないわけにはいかない。帰って荷物を置き、再び西口公園に戻る。
あらかじめチケット売り場でチケットを買い、各売り場へ行ってチケットと引き替えにビールを受け取るというシステム。チケットは、二枚一〇五〇円、四枚二一〇〇円。ビールを入れるプラスチックのコップの容量は、二〇〇ミリリットルだろうか。つまりタップの極上ベルギービールが一杯五〇〇円で飲めるわけだ。ベルギービールの専門店では、二五〇ミリリットルで一〇〇〇円ほど取られることが多いから、格安といっていい。
チケットを四枚買い、最初はゲストの岩手蔵ビールのIPAを買い、席についてパンフレットで出店しているベルギービールのリストを眺める。そのあと三種類のベルギービールをいただいた。どれも美味かったが、ベストはルル醸造所のトリプルだろうか。
どこで聞きつけてくるのか、会場は超満員で、人気のあるブースや、フードコーナーは長蛇の列。土日は一二時からやるらしいので、ベルギービールの好きな人は、池袋へ急ごう。(2013.7.26)

ブリュセレンシス ビアフェスティバル
http://www.deliriumcafe.jp/bruxellensis
2013.7.26-28 池袋西口公園