橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

東武練馬「日々是君想」

classingkenji2015-11-25

「やきとんひなた」の新しい店へ行ってきた。東武練馬駅を西口に出て、線路際の道を池袋方向に少し戻ったところ。店の外側はガラス張りで、中の雰囲気がよくわかる。ちょっとおしゃれなカジュアルレストランの雰囲気だ。中に入ると、開店直後なので、社長の辻さんが陣頭指揮を執っているところだった。
「ひなた」の多くの店は、イタリアンだったり魚介料理の店だったりしても、大衆居酒屋の雰囲気を残しており、居酒屋ニューもある。しかし池袋の「雨ニモマケズ」になると、完全に割烹料理屋。そしてこの店は、完全にレストランだ。世界各国のワインが、約五〇種類あり、二五〇〇円のキャンティから、二八〇〇〇円のクリュグまで。クラフトビールも六種類。料理も種類が多く、パテ、生ハム、カルパッチョなど、オードブルが豊富なので、酒中心の飲み方に向いている。ボトルワインの種類が多いので、ある程度の人数で行った方が楽しめるだろう。(2015.10.31)

板橋区徳丸2-1-7
17:00〜24:00 土日祝16:00〜24:00 無休