橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

中目黒「とん de 目黒」

classingkenji2011-08-30

集中講義の最終日。今日も中目黒へ向かう。
まず入ったのは、この店。店内は広く、カウンターにテーブル多数。開店直後の空いている時間帯だったからか、一人なのにテーブル席へ案内された。
名前の通り、やきとんがメインの店で、串焼きは一本一四〇円。四文屋のように、ステンレスの皿にのせて出してくる。焼き加減もよく、うまい。もつ煮込み(三八〇円)は味噌味のよくあるタイプでネギが多めにのっている。これも、水準をいっている。ホッピーセットは四五〇円で、外三〇〇円、キンミヤの中二〇〇円。サワー類は三五〇−三八〇円。一〇種類ほどある本格焼酎は四〇〇円。わざわざ出かけていくほどではないけれど、近所にあったらうれしい店である。二階はホルモンの七輪焼きの店らしい。午後三時からやっているので、休日に来るのも楽しそうだ。(2011.8.4)

目黒区上目黒1-20-5 エーワンビル
15:00〜24:00 無休