橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

中板橋「炭火や」

classingkenji2013-04-11

久しぶりの板橋、二軒目はここ。初めて入って店で、かなり新しそうだ。
もつ焼きは、カシラ、ハラミ、レバ、タン、チレ、テッポーなどひととおり揃って、一本一二〇円。うれしいのは、刺身がレバ、チレ、ハツ、コブクロと揃っていること。レバ刺しはハーフサイズもあるというので、同じくハーフサイズのもつ煮込みと一緒に注文したら、普通の店のフルサイズより多いのではないかというくらいの量が盛られてきてびっくり。ハーフは値段も半額で、それぞれ一九〇円、二四〇円である。鳥唐揚げ、メンチカツ、もつ鍋など、肉料理はいろいろ。酒も、安い。ホッピーセット三八〇円、チューハイ三〇〇円、サワー類三八〇円−など。
道路側にL字型カウンターがあり、奥にはテーブル席がいくつか。入ってしばらくすると、親子四人連れが入ってきた。この店なら、お父さんも子どもも大満足だろう。(2013.3.29)

板橋区中板橋25−11
17:00〜23:00 無休