橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

小岩「大竹」

classingkenji2010-11-09

今日は営業活動で西葛西へ。ここまで来て、まっすぐ帰ることはない。そういえば、江戸川区で縦(南北)方向の移動はしたことがなかったなと気がつき、バスに乗ることにする。西葛西から船堀へ、一度乗り換えて新小岩へ。今度は総武線に乗って小岩へ。駅周辺を少し回ってみたが、やはりここがいちばん良さそうだと入った。
相変わらず、安くてうまい。もつ焼きは一本一〇〇円で二本から。刺身がいろいろあり、カシラ刺しはゼラチン質の部分を湯がいてスライスしたもの。カロリーは気になるが、これが実に美味しい。ビール中瓶が四〇〇円、すっきりしたハイボールが三〇〇円。ぜいたくな不満だが、もつ焼きは一本のボリュームがありすぎて、いろんな種類が食べられないのが残念だ。せめて、一本ずつ注文できればいいのだが。総武線沿線の名店である。(2010.10.27)

江戸川区西小岩1-19-26