橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「つるかめ食堂」の「バカでアホでフラメンキン」

classingkenji2010-07-22

今日で今学期の授業は終わり。まだ試験や修士論文の指導など、いろいろ仕事は残っているが、いちおう一区切りということで、昼からビールを飲むことにして、新宿の思い出横丁へ。入ったのは、「つるかめ食堂」。三年前も同じようなことがあって、このときは売り切れで食べられなかったが、今日は幸い残っていた。
ニンニクで味付けした牛肉とベーコンをぐるぐる巻き、天ぷらにしたものである。不思議な名前だが、スペイン語でバカは牛、アホはニンニクのことで、フラメンキンはコルドバ地方の料理の名前。ニンニクの香りと塩味の加減がよく、たいへん美味しい。ビールが進む進む。あっという間に、二本飲んでしまった。買物をして家に帰ると、当然のなりゆきで夕方まで昼寝、だった。(2010.7.8)

新宿区西新宿1-2-7
12:00〜23:15 水休