「らかん茶屋」で飲む「けいこうとなるも」
今日は仕事に集中していたので、買物もできず料理の時間もなく、妻ともども近所の居酒屋へ。向かったのは、一月のはじめにも行ったこの店。イカと鰺をたたいて粘りけを出した「なめろう」、皮目を焼いた金目鯛の刺身、金目のカブト煮、地魚の天ぷら盛り合わせなど、いずれも安くておいしい。
焼酎ブームといわれて久しいが、これまでブームを牽引してきたのは、主に芋焼酎だった。しかし、「兼八」が注目されたあたりから、麦焼酎の存在感が増してきたように思う。初めてみた、何ともユニークなラベルのこの麦焼酎は、福岡県はゑびす酒造の製品。常圧蒸留のあと三年間熟成させたとのことで、こなれた香りとまろやかな口当たり。「兼八」のような焦がし麦の香りもいいのだが、麦焼酎本来のもち味を生かすという正統派のアプローチは、好感が持てる。まだ注目されていないようで、ごく普通の値段で買える。ちなみに、この店でのボトルの値段は三〇〇〇円である。(2009.2.19)
世田谷区経堂1-23-13興輝ビル1F 日‐木:18:00〜23:30 金・土:18:00〜翌1:30