橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

板橋「クランクビール さかみちタップルーム 」

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 板橋区のはずれに、クラフトビールの店があるらしいと知り、行ってみることにした。いちばん近いのは都営三田線板橋区役所前で、徒歩7分ほど。立ち飲みスタイルで、6-7人が並べるカウンターと、ドラム缶を塗装したようなテーブルが2つ。
 タップが6つあり、IPA、ポーター、セゾンなど6種類のケグがつながっている。パイントが900円から1200円、ハーフは500円から700円。カウンターの向こう側に醸造室があり、ステンレスタンクが並んでいる。狭いスペースをうまく使っているようだ。
 ビールの味は、十分合格点。マイクロブルワリー用の設備が進歩しているのか、最近のクラフトビールは、どこへ行ってもがっかりするようなことがない。
 客は地元の人ばかりのようで、町内の祭りやイベントの話で盛り上がっている。プラカップでビールを持ち帰る人も。沿線の人は、ぜひ足を伸ばしてみよう。(2019.6.2)

板橋区板橋3-40-16
17:00~23:00(水~金)、15:00~23:00(土)、15:00~23:00(日) 月・火休