橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

ホップの入手法

昨日はホップ酒を作ってホッピーで割るという話をしたが、それでは、ホップはどうやって入手するのかと疑問に思う人もいるかもしれない。実は日本にも、手づくりビールの材料を売っているショップがいくつかある。本来、一%以上のアルコールを含む液体を作ること(あるいは、すでにアルコールを含んでいる液体のアルコール分を一%以上増加させること)は酒税法で禁止されている。だから、どこのショップも水を五倍入れてアルコール分を一%未満にする方法を掲載しているが、そんな作り方をしている人にはお目にかかったことがない。楽天でも、ホップは売られている。ホップにはいくつかの品種がある。「ヱビス」に使われているのはハラタウ、「エーデルピルス」「モルツ」はザーツ、「よなよなエール」はカスケードである。黒ホッピーにはカスケード、普通のホッピーにはザーツが合うと思う。

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