橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

大久保「呑吉」

classingkenji2011-03-11

大学の帰り、東中野「みや」に立ち寄る。そのまま帰ろうかとも思ったが、ふだん行かない中央線の大久保に行ってみることにした。駅の周辺歩きまわって、目についたこの店へ。ホッピーの赤提灯の列が煌々と輝き、太めで力強い感じの縄のれん越しに店内が見える。活気のある店だ。
精悍な感じの店主が、何人かの店員を率いている。やきとんは一本一三〇円、ガツと豚バラだけは一八〇円。ホッピーセットは四六〇円。いつものようにカシラ塩とシロタレを注文した。カシラはアブラの部分がかなり入っていて、辛味噌がつく。シロは大きめに切ってあり、量が多い。いずれも、一三〇円の価値が優にあり、なかなか旨い。刺身の串があり、生レバ、あぶりレバ、コブクロ、テッポウがいずれも一五〇円。あぶりレバは濃厚な味だった。サワー類は四五〇円前後とやや高めだが、「当店のサワー類はアルコール量多設定です」と貼り紙がある。今度来たときは、試してみよう。
大久保駅北口を出て、線路脇の道を少し新宿方向に進んだところ。

新宿区百人町1-20-15