橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

東長崎「ぼんぼり」

f:id:classingkenji:20190119172952j:plain
この日は、2駅隣の東長崎へ。東長崎といっても、これは西武池袋線の駅名で、東長崎という地名があるわけではない。これはおそらく、九州の長崎駅と区別するために付けられた名前で、地名は長崎と南長崎になる。池袋とは目と鼻の先のようなところだが、愛すべき居酒屋がいくつか。今日は、これまで入ったことのないこの店に。

白木をベースにした内装で、カウンターと、テーブルがいくつか。日本酒は、「鳳凰美田」「早春」「カネナカ」など一〇種類ほど、筋のいいものを揃えている。料理は、一見ふつうのようで、ひと工夫されたものが並んでいる。モツ煮込みを頼んだところ、鍋を使って調理を始め、出てきたのは数種類の部位を柔らかく煮込んでからコンフィにしたような一品。これは、ワインに合いそうだ。ちょっと真似してみたくなる。

張り紙によると、江古田の「らんたん」がグループ一号店、この店が二号店で、昨年一〇月には高円寺に「あんどん」という三号店がオープンしたとのこと。全部制覇してみたいものだ。駅から北口へ出て徒歩一分、ウナギ串焼きの「くりから」の隣にある。(2019.1.19)

豊島区長崎4-9-5
17:00(土日15:00)~24:00 水休