川越「いちき」
この日は、全国青年司法書士協議会の大会で講演のため、川越へ。講演は翌日なのだが、大きなイベントのため打合せのあと前泊することになった。打合せは一時間ほどで終わり、そのあと居酒屋を物色する。川越駅と本川越駅を結ぶショッピング街、クレアモールには飲食店も多いが、チェーン店が中心で、こころ惹かれる店がなかなかみつからない。本川越駅近くまで歩いて、ようやく見つけたのが、この店。
カウンターが八席と、テーブルがいくつか。座ってビールを注文すると、お通しが運ばれてきた。これがなかなかな凝っていて、蛸の煮物、湯葉、きびなごの握りなど五種類が、細長い平皿に並べられている。これは一杯目から日本酒を飲みたくなる。ビールはサッポロ、キリン、アサヒと揃い、さらに地元の小江戸ビールがなんと六種類。日本酒は明鏡止水、黒龍、寫楽など六種類あって、九〇ミリリットルのグラスが四〇〇円から六〇〇円。
お勧めだという鹿児島風のとんこつ(三八〇円)を注文したところ、これだけでお腹がいっぱいになりそうなほどのボリューム。刺身の「ちょい盛り」(七八〇円)は、うって変わって金目、鯛、鰆が品良く盛られてきた。この時期には珍しい稚鮎の天ぷら(六八〇円)も、きれいに揚がっていて美味しい。川越にいい店を見つけて、気分良くホテルに帰った。(2019.3.1)
川越市新富町1-12-3 17:00~24:00 日休