橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

勝沼「ぶどうの丘」

classingkenji2011-09-27

今年も恒例のゼミ合宿で、勝沼へ。「ぶどうの丘」に宿泊し、二日間にわたって学生たちに卒論研究に向けた報告をしてもらう。二日目の午後は、希望者だけでいくつかのワイナリーを回ってから解散。そのあとは、これもいつもの通り、一人で「ぶどうの丘」に戻り、展望レストランで食事をする。このレストラン、これくまでワインに詳しい店員のいないのが難点だったが、新しく年配の店員さんが入って、ちゃんとワインの説明をしてくれるようになった。
勝沼ワインも、いくつか新しい傾向が出てきているようだ。ヨーロッパ種のブドウを使ったワインが増える一方、ベリーアリカントという国産種のブドウを使った赤ワインもいくつか出ている。甲州種のワインも、バリエーションの幅が広がっている。ラベルのデザインも、南欧的なデザイン、大正ロマンのようなデザインなど、バリエーションが出てきた。いい傾向である。(2011.9.12)

山梨県甲州市勝沼町菱山5093
TEL 0553-44-2111
http://www.budounooka.com/