富山「桜亭」
こちらも、魚が自慢の居酒屋。主人の早川潤也さんは新湊漁港の準組合員。魚屋任せの仕入れは決してせず、競りの現場に立ち、目をつけた魚を仕入れてくる。日替わりメニューを見ると、その日の魚が、つり漁、かご漁、定置あみ漁、さしあみ漁などと、漁の仕方によって分類されている。漁法によってターゲットなる水域が違うので、魚の味は違うからだとか。ここまでこだわれば、競りの現場に立たないと仕入れられないはずだ。
写真は、さしあみ漁で捕れたノドグロの塩焼き。適度に脂がのった柔らかい身を口に含むと、はらりとほぐれて口中に純粋かつ濃厚な魚の旨みが溢れた。日本酒は、県内のものばかり二〇種類近くを揃える。魚好きには一押しの店である。(2012.5.10)
富山市桜町2-1-1 17:00〜2:00(日曜〜24:00) 月休