橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

四ツ木「吉か」

classingkenji2008-05-26

今日は出版の打ち合わせで、四ツ木へ。まあ、打ち合わせと称した飲み会というのは、昨日と同じだが、今日は本のタイトルを決めるという重要な課題があった。この日には決まらなかったが、メールのやりとりなどで、「居酒屋ほろ酔い考現学」に決定。七月はじめあたりに、毎日新聞社から刊行予定。ぜひ、買ってください。
一軒目は先日も行った「ゑびす」で、二軒目はこの「吉か」。前回来たのは、去年の七月だった。この店は、ハイボールが二種類ある。ひとつは普通のハイボールで、もうひとつは「健康酎ハイ」と称する漢方薬入りのもの。この店は、創作料理風のメニューがいくつかある。写真は、レバーのたたき。まん中をレアに仕上げたレバーをスライスし、薬味を載せてポン酢をかけてある。外側は焼けたレバーの味、まん中はレバ刺しを少し加熱して旨みが活性化した感じ。レバー好きには、こたえられない一品である。
編集者二人と飲んでいたら、カウンターにいた客が「橋本健二さんじゃありませんか」という。何でも、このブログを毎日みておられるとかで、並んで記念写真をとりたいという。もちろん、快く応じる。ブログやってると、こんなこともあるんですね。(2008.5.9)

葛飾区四つ木1-32-9
16:00〜23:00 火休