自家製ジン
ジンとは、スピリッツにジュニパーベリーをつけ込み、もう一度蒸留したもの。だからゴードン・ジンの瓶などをみると、ラベルにジュニパーベリーの絵が描かれている。ところが、これがボンベイサファイヤの瓶になると、さまざまなハーブの絵が描かれていて、相当レシピが複雑だということがうかがえる。コリアンダーなどのスパイス、レモンやオレンジのピールなどを漬け込んでいるようだ。しかし、ジュニパーベリーが基本であることは間違いないので、ウォッカにでも漬け込めば自家製ジンが出来上がるはずだ。
というわけで、作ってみたのがこれ。漬け込んだあとで蒸留したりはしないから、琥珀色に色づき、少しフルーティーな甘味がある。しかし、その香りはジンそのもの。良質のウォッカを使おう。私が使ったのは、ロシア産のストリチナヤ。一ヶ月もすれば飲み頃になる。時間が経ちすぎると甘くなりすぎたり濁ったりするだろうから、果実は引き上げた方がいいかもしれない。これで作ったジンフィズは最高だった。ジュニパーベリーは、良質のものを選んだ方がいいと思う。