橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

新編著『戦後日本社会の誕生』

私としては、三冊目の編著となります。単著を含めると、一三冊目でしょうか。本書はSSM調査(社会階層と移動全国調査)のデータを用いて、戦前から戦後にかけての日本社会の転形過程を計量的に明らかにしようとするものです。 一九五五年に始まったSSM調…

「第二宝来家」で番組収録

ピーター・バラカンさんがナビゲーターを務める外国人向け教養番組「Japanology plus」で、居酒屋を取り上げることになり、この日は番組の収録。スタッフおよびバラカンさんと、新宿・思い出横丁で待ち合わせ、思い出横丁をしばし散策したあと、「第二宝来家…

江古田「ロマンス食堂」

吉呑み初体験のあと、散歩がてらに池袋まで歩いて帰ろうかと、歩き始めたところで見つけた店。名前の通り定食や丼物が中心のようだが、当然酒も飲める。ひととおり揃っていて、酎ハイ類が三九〇円、本格焼酎が三種類で五五〇円、スーパードライ中瓶が六〇〇…