橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

川越「小麦市場」

classingkenji2013-11-27

この日は、ふと思い立って川越へ。駅から歩いて、喜多院、そして蔵の街を散策したあと、バスで向かったのは、ここ。
以前は小江戸ブルワリーのブルーパブだったと思うが、醸造拠点の移転とともに店名が変わったらしい。自社ビールは、ラガータイプの伽羅、スタウトタイプの漆黒、さつま芋を使ったラガータイプの紅赤など五種類。その他、各国のボトルビールなども置く。以前は季節の野菜や果物を使ったビールを置いていたが、なくなったらしいのは残念。料理も、昼間からドイツ風の料理をいろいろ食べられたはず、今回はランチタイムとのことで、ほぼパスタとピザ、わずかな種類のメインディッシュのみ。ちょっと店としての魅力が失せた気はするが、それでもやはり、ビールは美味い。
川越駅からは、けっこう距離がある。バスの本数も少ないので、帰りはタクシーを呼んでもらった方がいいと思う。(2013.10.27)

埼玉県川越市福田59-1
11:00〜22:00 月休