橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「ずぼら」

classingkenji2012-07-08

二軒目を求めて美久仁小路へ。どこにしようかと少し考えて、この店へ。美久仁小路の、駅とは反対側の端にある。建坪は狭いが、二階もあるのでけっこう人数は入れそうだ。
この店の特徴は、魚が美味く、種類も多く、しかも安いこと。とくに刺身は、一〇種類以上あって五〇〇−六〇〇円。金目の刺身をいただいたが、申し分ない味だった。酒の種類は少ないが、ヱビス(中瓶五〇〇円)と浦霞(一合四〇〇円)があるので、不自由はない。こんな店だから、いつも常連で一杯。行くなら早めの時間だろう。(2012.6.26)

豊島区東池袋1丁目23-11