橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

石神井公園「那辺屋」

classingkenji2011-08-06

石神井公園の二軒目は、ここ。ビルの地下にあって、入り口はラーメン屋のような雰囲気だが、店に入るとイラスト付の居酒屋メニューがたくさん貼ってある。
メインのメニューは、もつ焼きだ。ちょっと四文屋を思わせるところがあって、味・スタイルともよく似ている。串焼きはステンレスの皿に載せて出てくる。レバ刺しが串に刺して出てくるところも同じだが、ただしこちらでは一本一〇〇円ではなく、三本で四二〇円。串焼きは一本一〇五円で、鳥は一三六円だが、平日の二〇時までと土日休は、ハッピーアワーで串焼き全品九〇円とのこと。美味しくて、安い。地元に住む人にとっては、心強いもつ焼き屋さんだろう。飲み物では、ホッピー社ではなくハイサワー社がメインというところは、練馬では珍しい。(2011.7.8)

練馬区石神井町7-1-3 TビルB1 B号
17:00〜24:00 月休