2011-06-24 レバ刺しを我らに 酒の肴 仕事のあと、大衆酒場好きなら誰でも知っている名店の支店へ。壁にあるこの貼り紙は、素晴らしい刺身で評判だったこの名店の、非情なる現実である。 何の問題もなく何十年もレバ刺しをはじめとする生肉を提供してきた名店の数々が、同じような状況にある。知識も技術もない人間が、肉を捌き調理するという前提で作られた、役人の自己保身ともいえる杓子定規の基準を、名店にまで当てはめてしまうとこういうことになる。 この名店、あの名店で、再びレバ刺しを楽しめる日は、来るのだろうか。