橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

恵比寿「かっぱちゃん」

classingkenji2010-08-13

今日は、聖心女子大での集中講義も最終日。試験をしてすべてのスケジュールを終わり(おっと、採点はまだだ)、恵比寿へ。広尾へは恵比寿経由だから、行き帰りに恵比寿駅に降り立つことになる。寄らない手はない。今日は、恵比寿横丁へ行ってみることにした。
以前も書いたが、ここはヤミ市起源の市場を改装して作られた飲み屋街。新宿・思い出横丁を模して作ったような一角で、一三店が入居している。今日はもともともつ焼き気分だったので、この店へ。
家賃やプロデュース料を払っているわけだから、安いというわけにはいかない。小さめのジョッキのサッポロ生ビール五五〇円は、すぐになくなってしまったので、ホッピーに移行する。セット五〇〇円、中は二五〇円。もつ焼きは、シロとテッポーが一二〇円、タンとカシラが一五〇円など。味は、悪くない。
この横丁は、一種のテーマパーク。道路ではなく施設内の通路だから、テーブルや椅子をはみ出させるのは自由ということらしく、席がはみ出ているというだけで、何だか活気があるように見える。もう少し安ければいいのだが。(2010.8.4)

渋谷区恵比寿1-7-4
11:00〜0:00 日休