橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

海の幸のサラダ・トリュフソース

classingkenji2009-11-27

日本人にあまりなじみのない食材のひとつが、トリュフだ。丸のままだと手に入りにくいし、高い。しかし瓶詰めのソースならさほど高くはないし、使いやすい。いちばん簡単で美味しく仕上がるのは、ホタテや白身魚をバターでソテーし、トリュフソースを加え、生クリームで仕上げるというもの。今日はちょっといたずらして、冷たい海の幸のサラダにしてみた。ニンニクをなすりつけた皿に、白身魚、ホタテ、牡蠣、蟹身を並べ、上に野菜を散らし、トリュフソースをレモン汁で溶き、オリーブオイルを加え、塩と白胡椒で味付けしたドレッシングを回しかける。淡泊な魚介類なら、何でもよさそう。ソースがよくからんだ蟹が、いちばん美味しかった。
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